訪問理美容に資格は必要なのか?

訪問理美容に資格は必要なのか?

施設の入居者の方達は、どうやって髪を切ったり染めたりしているのだろう?
そういう疑問を持ったことはありませんか?
筆者の祖母は施設に入所しているのですが、
話を伺うと、施設に理美容師の方が訪問してきて、その場で髪を整えてくださるそうです。
これを「訪問理美容(介護理美容)」と言います。

そこで今回は、
訪問理美容について調べてみました。

 

訪問理美容とは

概要

訪問理美容とは、寝たきりの方を始め、在宅での介護が必要な高齢者や障がい者、病院や施設等に入所している方など、理美容室に行ってサービスを利用するのが困難な方を対象に、
理美容師が訪問して理美容のサービスを行うことです。

 

理美容師なら誰でもできるのか?

基本的には、理容師・美容師の免許を取得していれば、訪問理美容を行うことが可能です。
しかし、訪問理美容を行うためには、理容師・美容師としての知識だけでは充実したサービスを提供することは難しいて考えられます。
安全かつ充実したサービスを提供するためには、高齢者や障がい者の方のための訪問理美容の専門知識(理論や技術など)を身につける必要があります。

 

 

資格を取る方法

資格を取得するには、いくつかの団体が開催している講座を受講する必要があります。

 

NPO 全国介護理美容福祉協会「福祉理美容師養成コース」

「福祉理美容師」養成コースは、A・B・C・Dの4日間を受講するコースで、このコースを修了すると、認定を希望する理容師には「NPO全国介護理美容福祉協会認定福祉理容師」の認定証、美容師には「日本美容福祉学会認定福祉美容師」の認定証を授与されます。

http://www.npobl.or.jp/index.html

 

一般社団法人 日本訪問福祉理美容協会「訪問福祉理容師」資格

「訪問福祉理美容師」とは、国家試験に合格した理容師・美容師がお年寄りや身体が不自由で寝たきりの方、車いすで生活されている障害者の方、老人福祉施設や療養施設に入所されている方、在宅で病気療養中の方、その他諸事情などで美容室に行くことが困難な方々のご自宅や施設へ訪問して、健常者や若年層と同様に安全で快適な美容を施せる技術、基本知識を有することを一般社団法人日本訪問福祉理美容協会(JVBWA)が証明する認定資格です。

http://jvbwa.or.jp/qualification/

 

NPO法人 全国福祉理美容師養成協会「ふくりびと」

訪問理美容に必要なカット技術や接遇コミュニケーション等について、訪問理美容現場及び、美容イベント「ビューティーキャラバン」等において、技術実習を通してしっかりと学ぶ講座です。赤木の指導のもと、技術研修を行います。
各サロンや参加者の現状の課題や壁に対して、個別コンサルティングを行います。
事業計画立案のお手伝いも致します。

http://www.fukuribi.jp/beautician/

 

訪問理美容の需要拡大

現在、日本人の人口の25%以上を高齢者が占めています。
要介護者や要支援者が増加し、自宅や介護施設で理美容のサービスを受ける方が増えてきています。
家族が髪を整えているという話も良く聞きますが、プロにきちんと髪を整えて欲しいという要望も多いようです。
また、訪問理美容を対象とする補助金や助成金などもあり、訪問理美容のサービスは利用しやすくなっていく傾向にあるようです。

理容師・美容師として開業するタイミングや、サービスの幅を広げたいなど、
今後ますます注目されることになりそうです。

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